『会社法制の見直しに関する要綱案について』

銀泉リスクソリューションズでは、このたび、Risk Solutions Report(月刊)No.2 を発行いたしました。今回のテーマは「会社法制の見直しに関する要綱案について」です。

平成24年8月1日に、法務省の法制審議会会社法制部会は、会社法改正に向けた「会社法制の見直しに関する要綱案」を取りまとめました。
見直しの中心となっている課題は「企業統治の在り方」と「親子会社に関する規律」の２つです。具体的には「企業統治の在り方」としては「社外取締役の選任の義務付け」などが、「親子会社に関する規律」としては「多重代表訴訟制度」などがテーマとして取り上げられていました。
本レポートでは、要綱案に盛り込まれた内容について、昨年12月に公表された「会社法制の見直しに関する中間試案」との違いにも着目しながら説明しました。
なお、要綱案に盛り込まれた多重代表訴訟制度が導入されれば、訴訟リスクにさらされる役員の範囲が広がるため、役員賠償責任保険（D&O保険）の見直しが必要になります。

URL : https://www.ginsen-gr.co.jp/news_pdf/rsr_m_20120920.pdf